建築写真
撮影

広告のデザインと撮影

今回の記事では広告制作を行う際に必要な商品写真をどのような点に気をつけながら撮影したかをご紹介しています。

広告の完成イメージを想像しながら行う撮影。

不動産広告を制作するにはまず現地をチェックして何をメインビジュアルにするのが効果的であるか判断する必要があります。その時に制作した広告が以下の広告です。

チラシの表面の画像
チラシの表面のデザイン事例
チラシの裏面の画像
チラシの裏面のデザイン事例

今回ご依頼頂いた広告のデザインはモデルハウスが完成したので完成した事を告知したいというご要望がありました。その為にはまずモデルハウスの魅力を把握する事が重要なのでモデルハウスの室内と外観を徹底的に撮影しました。また撮影する際にはポータルサイトの記事内で使用する写真の事も考えながら説明的なカットも撮影したので約70カット程撮影しています。建築写真を撮影する際はモデルハウスの一番の魅力とそれ以外の別の魅力をたくさん発見したいという気持ちで撮影を行っています。恐らくこのような気持ちになるのはモデルハウスの設計や建築に携わった人達の為にも自分に与えられた撮影という仕事に全力で取り組まないと申し訳ないと思うからです。それは以前大工さんにいつも綺麗な写真を撮ってくれてありがとうと言われた事があり、大工さんや設計に携わった方の為にもいい写真を撮りたいと思うからです。こういう気持ちになる時、必ず思い出すのはヘレン・ケラーさんが言っていた「やらなければならないのはどんな仕事も素晴らしくて尊い仕事と同じように立派にやり遂げる事」という言葉です。魂の入った仕事をすれば期待に応えられるかもしれないという希望をもって仕事をする事が大事だと思っています。
次に広告に使用する写真を選定するのですが、一般のお客様が魅力的に一番感じてもらえるのは外観写真だと思い外観写真をメインビジュアルで使用する事に決めてデザインを行いました。実は撮影中にどの写真をメインで使用するかはほぼ決定しています。しかし現像後に別の写真の方がレイアウト次第では魅力的に見える場合もありますので、アングル違いや陰影が微妙に違う写真も撮影するようにしています。
グラフィックデザインを行う上でこだわった点は写真では逆に伝えにくい自然素材の良さを「空気が美味しい家」というキャッチコピーで伝える事にしました。背景の空はキャッチコピーから連想されるような空の写真を採用する事でこの紙面のイメージが伝わるようにこだわっています。裏面ではこのモデルハウスの別の魅力も限られた紙面内でなるべく伝わるように構成を考えました。

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